JAいわて花巻

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JAいわて花巻についてAbout Us

ごあいさつ

代表理事組合長伊藤 清孝

 

 昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって世界中が未知なる脅威に翻弄されました。国内でも感染が広がり、4月には全国的に緊急事態宣言が発令され、自由な行動が制限されるなどそれまでの生活様式が一変しました。また、予定されていた東京オリンピックは1年延期となり、さらに他の多くのイベントも中止や縮小を余儀なくされ、国内全体が不安や閉塞感に包まれた1年となりました。
 農業分野においても、牛肉や花卉などを中心に農畜産物の消費が低迷し、農業経営に大きな影響を及ぼしました。当JAでは消費拡大運動の展開、各種補助金申請のサポート、資金対応などに取り組みましたが、生産者の皆様にとっては非常に厳しい状況が続きました。
 組合員や利用者、職員の安全を最優先と考え、地域活性化への取り組みとして例年当JAが開催している、「農業まつり」や「ふれあい歌謡ショー」なども中止とせざるを得ず、組合員や利用者の皆様に対して残念なご報告をしなければならなかったことを改めてお詫びするとともに、やむを得なかったこととはいえ、組合員と向き合った対話ができなかったことに対して責任を痛感しております。

 

 さて、JAいわて花巻は、令和2年度に支店や営農課の再編、営農センター構想など、新しい組織体制での運営を開始しました。組合員や利用者の皆様には多大なご負担やご心配をおかけしましたが、「出向く活動」の実践、移動金融店舗車の巡回など、役職員一丸となって組合の結束力と地域との繋がり維持・強化に取り組んでいます。
 令和3年度は、第4次中期経営計画の最終年度であり、締め括りの年として、「農家組合員の所得増大と農業生産の拡大」、「地域の活性化」、「協同の強化とJA経営基盤の確立・強化」という基本目標を念頭に置いて事業に取り組む決意です。
 農業分野は、人口減少、食生活の変化、相次ぐ自然災害、貿易自由化の流れ、コロナの影響による外食産業の消費低迷など、いろいろな要素によって激しく様変わりしています。こういった状況のなか、生産者の安定的な農業所得確保を目指すために、生産目安に沿った主食用米の最大限の作付推進と複数年買取契約、ピーマンやアスパラガスのさらなる作付拡大など、営農振興と販売強化に向けた取り組みを展開していきます。
 また、金融分野では長引く超低金利の影響により、今のままでは収益の減少が加速していくことから、何が何でも貸出を伸ばさなければなりませんので、担い手金融リーダーによる農業資金シェア奪還や、業者営業を軸とした住宅ローンの伸長に加えて、金融渉外の相談・推進機能強化に取り組み、安定的かつ持続的な収益確保を目指していきます。

 

 日々、職員に対して、「当たり前の事を当たり前にする」ということを話していますが、これは目指すところを明確にして、そこへ辿り着くために取り組まなければならないことは何かを考え、行動するということです。目まぐるしく変わっていくさまざまな環境や情勢に対応して生き残っていくためには、組織も常に考え変化していかなければなりません。特にも、人や組織は年を重ねるにつれて変化を恐れがちになると思いますが、このような時代で生き残るためにはこれまでの取り組みに捉われることなく、常に新たな発想で組織力強化に取り組まなければならないと考えています。

 

 今年の干支は丑(牛)です。牛は古くから酪農や農業で我々人間を助けてくれた大切な生き物です。大変な農作業を粘り強く最後まで手伝ってくれるその働きぶりから、丑年は「忍耐・発展の前触れ」と言われていますが、昨年の忍耐が報われるような、希望に満ち溢れる年となるよう期待しています。
 40年以上農業協同組合に携わってきて思うことは、協同の力はこれまでどんな障壁も乗り越えてきたということです。あと百年経ってもここに農協があるという理想を心に描き、組合員や利用者の皆様方との繋がりをより一層強化して、改革を厭わずJA運動に取り組んで参る所存ですので、さらなるご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

令和3年1月1日
代表理事組合長  伊藤 清孝