JAいわて花巻

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JAいわて花巻についてAbout Us

ごあいさつ

代表理事組合長伊藤 清孝

 昨年は農業にとっては苦難の年でありました。天候面では一昨年末から降り続いた大雪によるハウスなどの倒壊や、春先の霜や雹(ひょう)によりJA管内のリンゴに大きな被害が出たほか、夏場は高温障害で花卉などの生産量が減少しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛で外食産業が低迷したことなどから米の需要が減少し、令和3年産米の概算金・買い取り価格は全国的に大幅に下落し、稲作経営への打撃は避けられない状況となっています。
 また、感染拡大防止のために、一昨年に引き続き「農業まつり」などのイベントを開催できず、組合員や地域住民の皆様との結びつきが薄れていないか、もどかしさを抱えながらの年越しとなりました。
 令和2年に実施した支店や営農課の再編に続き、昨年は渉外係による集金業務を廃止しました。組合員や利用者の皆様には大きなご負担を強いることとなりましたが、各事業部門では皆様のもとへ出向くことを心がけ、また、移動金融店舗車の巡回や、駐在係の配置も引き続き行いました。
 常に思うのは、状況が変わっても利用してくださる組合員の皆様に我々は支えられているということです。少しでもお力添えできるよう、今回の米価下落やリンゴの被害に対して総額約1億2千万円の支援を行うほか、運転資金の対応、各種補助金の申請支援、職員によるリンゴの購入運動など、全力でサポートをしていきます。
 JAいわて花巻は、職員の平均年齢がおよそ37歳と、若い職員が多くなっています。私は職員時代主に金融業務を担当していましたが、業務として農業に接することも多く、組合員の皆様との関わりの中で教育され、成長してきたと思っています。しかし今はそういった機会があまり無く、農業のことがよくわからないという職員も多くいます。このため、営農関係以外の職員が、カントリーエレベーターや米倉庫、園芸センターなどの施設の応援を行って農業に接する機会を作っており、この経験を事業に活かしてもらうのはもちろん、組合員の皆様が苦労して育てた農畜産物を出荷してくださることの有難さを理解してもらい、組合員の皆様に寄り添った対応をしてほしいと思っています。

 現在JAでは第5次中期経営計画を策定しています。令和4年度からは「銀河のしずく」の作付拡大や独自支援による園芸振興など、取扱高増加と費用削減の策を盛り込み、農家手取り向上を目指します。また、各支店の特色を活かしたイベントや地域貢献活動などを通じて、地域農業とJAのファンづくりや社会貢献に取り組み、組合員や地域住民の皆様との結びつき強化に努めます。組合員の皆様が納得できて、より一層結集していただけるような計画を策定し、確実に実践していきます。

 さて、時間や方角などの数え方で代表的なものといえば干支ですが、同じようなものに「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」というものがあります。「二十八宿」とは、天の赤道に沿って選び出された二十八の星座のことを言い、これによると今年は「参宿(しんしゅく)」にあたり、キーワードは「浄化と刷新」、これまでの常識に囚われない発想力で物事を作り替えていく「改革の年」ということです。
 JAは自己改革に取り組んでいるところですが、先人たちが作り上げてきたこの組織が直面している現状を明確に分析し、これを踏まえて次の一手を紡ぎだしていかなければなりません。農業を取り巻く情勢は厳しさを増すばかりですが、環境変化に対応した新たな発想をもって事業を展開し、組合員の皆様の営農とくらしに豊かさを提供することが、我々の使命だと考えています。
 「参宿(しんしゅく)」にあたる星座はオリオン座の3つ星のことだそうです。まさに今、冬の夜空に美しく輝くオリオン座のように、JAいわて花巻も組合員の皆様の傍らでずっと輝き続ける存在となれるよう取り組んで参る所存ですので、さらなるご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

令和4年1月1日
代表理事組合長  伊藤 清孝