農事組合法人イーハ東部銀河は、平成２８年度全国麦作共励会で全国農業協同組合連合会会長賞を受賞し、２月２４日にＪＡいわて花巻を訪れ、高橋専太郎ＪＡ代表理組合長に報告しました。

　

　同法人は、１０㌃当たりの収量が非常に高く、２０１６年度は県平均収量（２１４㌔㌘／１０㌃）の約１７０％の３６７㌔㌘だったことや種子の品質の良さなどが評価されての受賞となりました。

　同法人は１１７・４㌶で水稲と小麦を栽培し、構成員は２７人。岩手県の奨励品目に採用されている新品種「銀河のちから」の種子生産を行っている県内唯一の組織です。

 

　また、稲・麦・大豆を組み合わせ、小麦の連作を３年した後、大豆を２毛作で栽培し、その後の２年は水稲を作付けするなど、５年６作ともいうべき独自の作付体系を進め、連作障害を回避しながら農地の有効活用を行なっています。

 

　また、８条につき１条の管理通路を設けて、異品種や突然変異などの異株除去を実施し、優良な種子生産を行っています。また、作業の集約省力化を図っており１０㌃当たりの労働時間は県平均を下回っています。

 

　葛巻正忠代表理事は「私たちの活動を通して地域を元気に地域の活性化に繋げられれば嬉しい。今後も農地や地域農業を守りながら、農家収入も高い水準で安定させたい」と話しました。
 

 

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