ＪＡいわて花巻・きたかみ産地直売所あぜみちでは、今年から若手生産者を中心に本格的に栽培に力を入れ、直売所の目玉商品として陳列を拡大するカラー野菜を地域住民に普及させる活動が始まっています。

 

１月１２日には、カラー野菜を使った親子料理講習会を開き、食べ方の提案や品種紹介、生産者が現場の思いを伝えました。直売所のファンが増えること、生産者の所得向上を目指しています。

料理教室には、親子９組１８人が参加し、あぜみちの柿崎幹子所長が家庭で普及しやすいようにオリジナルのレシピを考案し講師をつとめ、野菜の特徴を説明しながら一緒に作りました。

黒大根のステーキや紅芯大根のマリネ、７色のカラー人参のディップ、青大根のおろしとリンゴの和えものなどを作りました。

生産者の高橋賢さんは「食事はおいしいだけでなく楽しめる事も重要。家庭での料理の楽しみが増えてほしいし、カラー野菜をきかっけに農業や野菜に興味を持ってほしい」と野菜を頬張る参加者の笑顔を見つめました。

鹿野翔冴くん（１１）は「色がきれいで水々しい。野菜は苦手だけどこれならたくさん食べられる」と笑顔をみせてくれました。参加した主婦たちからは「食卓が明るくなる。もっとレシピが知りたい」などの声が飛び交い、講習会後に店舗で購入する姿が見られ好評でした。

 
 

同店は珍しい農作物の陳列を売りにしており、地域住民や地元レストランから需要が高いのも特徴のひとつです。

カラー野菜は冬場に鮮やかな色物の野菜を陳列しようと若手部が昨年から栽培を始め、１０名程だった生産者も２倍近くに増えており、消費者からも大好評！消費拡大に向け、売り場にレシピを掲示したり、カラー人参を自由に組み合わせられるようバラ売りするなど販売方法を工夫しています。

 

　今後は、生産拡大や栽培技術向上と合わせて、カラー野菜を提供している地元レストランからもレシピを公表してもらうなどして、知名度アップや家庭での消費拡大を進めていきます。
 

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