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天然の冷蔵庫で鮮度・品質維持 雪室に雪入れ作業
2026年3月6日
西和賀地域営農グループは3月5日、西和賀町沢内の農産物冷蔵貯蔵施設で雪室に雪を入れる作業を行いました。
この日は、町の除雪作業員5人が除雪ローダーやロータリー除雪車を使用して約73㎡の雪室内に400tの雪を隙間なく吹き付けながら詰めていきました。貯蔵庫は3月中旬から9月中旬までホウレンソウやアスパラガスをはじめとした野菜やユリ、グラジオラスなどの出荷用切り花、定植用球根の貯蔵に使用されます。

雪室内に雪を吹き付けながら詰める除雪機
同地域は県内随一の豪雪地帯であり、冬場の長期間にわたる積雪は生活や交通の障害になるとともに、農業生産の妨げになっていました。厳しい自然条件を逆手に取り、豊富な雪を資源として利用する取り組みを旧JA西和賀が発足し、現在では農業生産や農作物の貯蔵への積極的な活用をはかっています。
雪冷式農産物予冷集出荷施設は平成2年から稼働を開始。約330㎡の貯蔵庫内は雪の予冷により年間を通して約4℃に保たれ、冷蔵庫に比べ温度変化が少なく、高湿度環境となるため、農作物の鮮度・品質を長期間維持できます。また、電気を使用しないため、環境負荷の抑制にも貢献しています。3月中旬から貯蔵され、4月中旬に出荷されるリンゴはみずみずしく鮮度が保たれた状態で市場に出回り、「雪室りんご」と名付けられ、付加価値の創造につながっています。
営農部西和賀地域営農グループ米穀園芸課の柿澤邦広課長は「天然の冷蔵庫で保管され、おいしさが増した野菜やきれいな花を1人でも多くの消費者にお届けしたい」と話しました。

