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資材価格高騰を受け新たな販売方針示す アスパラガス実績検討会
2026年2月18日
野菜部会アスパラガス専門部は2月17日、花巻市野田の総合営農指導拠点センターで令和7年度アスパラガス実績検討会を開きました。
JA職員や関係機関、生産者など45人が参加し令和7年度の販売動向や実績、令和8年度の生産販売方針について確認しました。
今年度は、露地栽培において5月上旬の低温が影響し、収穫開始が遅れました。また、6月からの高温により立茎が進んだものの、降雨が無く萌芽が停滞し、8月中旬に夏採りの最盛期を迎えました。気温が高く推移したことでアザミウマやオオタバコガによる食害に悩まされる農家が多く、出荷数量が伸び悩む結果となりました。昨年12月末実績で販売数量は前年比87.5%となる約104t。販売額は前年比91.4%の約1億2300万円となりました。

実績を確認する参加者たち
令和8年度は、定期指導会の開催や栽培マニュアルの内容を見直し、基本技術の底上げを狙います。病害虫対策については、収穫終盤となる9月以降も防除を徹底するとともに、スマートフォンのアプリを活用して防除時期や立茎のタイミングなどの情報を発信し、収量確保をはかっていきます。
現在、高温期の出荷梱包には発泡スチロール箱を使用していますが、近年の価格高騰が課題となっています。JAの担当者は、一昨年から昨年までの2年間かけ、高温期に鮮度保持フィルムを使用した段ボール箱での出荷実証試験を行った結果から、品質への影響は見られないとして、通年の段ボール箱による出荷に切り替え、出荷資材単価を抑制する販売方針を示しました。
会では市場関係者からの産地提言や関係企業・機関による他産地の事例紹介、病害虫対策の研修が行われ、生産者らは質問を交えながら説明に耳を傾け、次年度の栽培に向けて意識を統一しました。

