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病害虫防除徹底を アスパラガス栽培講習会
2025年8月8日
JAと県中部農業改良普及センターは8月7日、北上市内の2会場でアスパラガスの栽培講習会を開きました。
北上市和賀町の和賀町・岩崎・横川目支店で行われた講習会では、同センターの職員が講師を務め、暑さが続く夏期の栽培管理について説明しました。

説明を行う県中部農業改良普及センターの職員(右)
今年は平年に比べ、高温・多照で推移したため、水不足の圃場(ほじょう)が多く見受けられたが、今後降水量が例年並みとなる予報。圃場をよく観察し、積極的にかん水を行うことで、草勢維持に努めるよう呼び掛けました。
生育期間を通じて、株あたり5~8本程度の親茎を維持するが、立茎本数が多いと、過繁茂となり、光合成効率の悪化による草勢低下や通気性の悪化による病害虫の発生増加、夏芽の着色が淡くなるなどの品質低下を招くため、適宜間引きを実施するよう説明しました。
高温乾燥が続いたことにより、病害虫の発生が多く見受けられるとして、早期防除の徹底を呼び掛けました。選果場にてアザミウマによる食害が散見されるとして、選別の徹底にも注意するよう説明しました。また、今年は果樹類でカメムシの発生が多発しており、アスパラガスにおいても被害が懸念されるため、圃場の観察とこまめな防除を呼び掛けました。