ＪＡいわて花巻と県中部農業改良普及センターは４月２８日、北上市内の４会場で県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」の栽培指導会を開催しました。

 

　北上市稲瀬町の千葉欣哉さんの育苗ハウスで行われた指導会にはＪＡ職員や関係機関、生産者ら１２人が参加し、育苗後半から田植え直後までの注意点を確認しました。

 

 

　同日は、県中部農業改良普及センターの職員が説明を行い、６月２０日頃の中干し開始に向けて、分げつを早期に確保するよう呼び掛けました。

 

　今年は気温が高く推移する予報となっており、高温や過湿は病害発生と苗の徒長の原因になるため、育苗ハウス内を涼しく保ち、適切な水管理を促しました。

 

　安定した収量を得るには、茎数の安定確保が重要として、移植時には栽植密度や植付本数の目安を守り、浅植えは薬害の発生、深植えは分げつ抑制の原因となるため、移植深度に注意するよう呼び掛けました。

 

　活着後は日中と夜間の温度差を大きくすることが、分げつの促進に繋がるとして、入水は朝夕に行い、日中は水を止めることで水温、地温の上昇に努めるよう促しました。

 

　令和７年度も「銀河のしずく」の特長が最大限に発揮される栽培を徹底し、「特Ａ評価」の継続取得を目指していくことを確認しました。