ＪＡいわて花巻と西和賀花卉（かき）生産組合は４月８日、西和賀町沢内のＪＡ湯田・沢内支店を会場に第５０回定期総会を開き、ＪＡ職員や関係機関、生産者ら約４０人が参加しました。令和６年度の表彰式が行われ、３名の生産者を表彰しました。

 

　表彰式は、生産技術向上の意識高揚と組合活動への積極的な参加を目的として毎年開催しています。

 

　審査は前年実績と比較した販売額の伸び率が大きい組合員及び支部、集出荷規定を遵守した組合員を基準に行われました。

 

　リンドウの部で最優秀賞を加藤宏剛さん、優秀賞を南川信一さんが受賞しました。良品質リンドウの１２万本以上出荷を達成した生産者として岩井幸雄さん、南川信一さんが受賞しました。

 

 

　また、同日は令和６年度事業報告や令和７年度事業計画など３議案について審議し、全て承認された。

 

　西和賀花卉生産組合の髙橋文昭組合長は「昨年は高温による生育サイクルの乱れや物価高による生産コストの増加など厳しい環境だったが、特色ある産地づくりに向けて今年もＪＡや関係機関の協力を得ながら頑張っていこう」と挨拶しました。

 

　同地域は、リンドウを中心にユリ、グラジオラスを品目の柱に据える産地であり、生産、販売拡大に向けた出荷体制整備、鮮度保持、スマートリンドウの出荷販売に取り組んでいます。

 

　令和７年度は、さらなる生産拡大に向けて栽培面積の維持、拡大を図り、市場への安定供給のため、花卉生産組合と関係機関が一体となって、生産、出荷の低コスト化、品質保持など、消費ニーズの変化に対応できる産地づくりを進めていくことを確認しました。