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育苗期以降の管理確認 小菊栽培講習会
2025年3月10日
JAは3月7日、北上市和賀町の同JA和賀町・岩崎・横川目支店で、小菊の栽培講習会を開きました。生産者ら20人が参加し、育苗期から夏季にかけての水管理や温度管理、防除暦に基づいた病害虫対策について確認しました。また、生産者の圃場(ほじょう)を視察し、情報交換を行いました。
同日は、県中部農業改良普及センターの千葉さんが説明を担当。栽培マニュアルに沿って育苗期以降の管理について説明しました。苗は圃場の柔らかい部分に植え付けることや、収穫後はただちに陰干しすることなど、特段留意すべき点を再確認しました。
排水対策については、圃場選定の段階で水はけが良く、周囲から水が流入しないような場所を選ぶことを推奨しました。加えて、発根不十分な苗は病害を持っていることが想定されることから、発見次第早急に処分するよう促しました。また、千葉さんは「育苗期間中は土中の温度が重要。温度管理には特に注意を払ってほしい」と、近年の気候変動に伴う温度管理の重要性を強調しました。
また、盆品種の早期開花対策技術である「エスレル処理」について説明し、処理を行う際の日数感覚を理解した上での活用を促しました。

圃場視察で情報交換を行う生産者たち
講習会の後は市内の生産者の圃場(ほじょう)を視察し、水管理や肥料について情報交換を行いました。