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さらなる良品出荷に向けて確認徹底を呼びかけ アスパラガス実績検討会
2025年1月27日
JA野菜部会アスパラガス専門部は1月20日、花巻市のJA総合営農指導拠点センターで、2024年度の実績検討会を開きました。参加者たちは、24年度の実績報告や栽培試験の検討事項を聞き、次年度の方針を確認しました。
当日は、部会員やJA職員ら約50人が参加。24年度は12月末時点で販売額1億3539万(前年度比111%)、販売数量119t(同112%)という結果になりました。4月から5月にかけては温暖に経過し、収穫開始が早まったものの極端な低温や強風被害もなく、順調に出荷が続きました。
一方、7月から9月にかけては異常高温や集中した降雨の影響により穂先の溶けや病害虫が散見され、JA職員は「今年度は茎枯病やオオタバコガ、アザミウマ、降雨による穂先の痛みなどによる品質の低下が報告されている。クレームにもつながるので、収穫時の確認や圃場(ほじょう)管理を徹底してほしい」と注意を促しました。
また、23年度から試験をしている早期収穫作型栽培の実証結果を報告。地域性と栽培品種などから、現時点では安定した収量を確保するためには技術改善と研究が必要であることを説明し、個別で試作している生産者に情報提供を呼び掛けました。
北上地域野菜部会アスパラガス専門部の佐藤祥行部長は「報告にあった通り、数量・金額ともに前年度を上回ったのは、皆さんの日頃の努力のたまもの。高気温や病害虫による新たな問題もあるが、本日の話を聞きより良い出荷に努めてほしい」と話しました。