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花き販売実績前年度並
2025年2月4日
JA北上地域花き部会小菊専門部は1月28日、北上市で2024年度の実績検討会を開きました。24年度の実績は販売金額4634万円(前年対比101.5%)、出荷量102.7万本(同97.2%)、平均単価45.1円(同104.4%)となりました。
検討会には、部員やJA職員、関係機関など約30人が参加。同専門部の菊池靖人専門部長は「猛暑や降雨の影響で厳しい栽培環境だったが、JAや市場の協力でなんとか昨年度の販売実績を上回った。来年度もきちんと管理し、頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
県中部農業改良普及センターの千葉賢一上席普及員は、24年度の生産販売経過について、高気温の影響により生育が前進傾向であったことと、虫害の発生数が例年を大きく上回っていたことを報告。昨年の気象データが、記録に残る猛暑であった1994年と比較しても大差がなかったことを説明し、高温期間の長期化や夜温の上昇、極端な集中豪雨などが常態化していく可能性があるとして、対策の必要と防除の徹底を呼び掛けました。
参加した市場関係者からは、24年度は盆と彼岸ともに品薄状態が続き高単価の販売となったことが伝えられ、全国的に生産量が減少していること、今後は産地の維持と物日に合わせて出荷が可能な品種選定の必要性があることを強調しました。
同専門部は来年度、販売金額5300万円、出荷量116万本、平均単価45.6円を目指し、圃場(ほじょう)管理や防除の徹底に取り組みます。