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水稲初冬直まき普及へ 岩手で見学会
2024年11月19日
JAグリーンサービス花巻やJA、岩手大学農学部は11月14日、農事組合法人なべくらが管理する圃場(花巻市鍋倉)で水稲の「初冬直播き栽培」の作業見学会を開きました。農家や関係機関の担当者ら約40人が参加しました。
作業の様子を確認する見学者たち
初冬直まき栽培は、水稲栽培の作業分散と規模拡大のための超省力化技術。初冬に播種(はしゅ)を行い雪の下で越冬、春に発芽・苗立ちをさせる栽培方法で、岩手大学が開発しました。
同日は、JAグリーンサービス花巻プロ農夢事業本部の畠山譲本部長が作業工程や今までの試験結果を説明。「地域でも集落営農や法人化をしながら担い手を育てているが、作業員が不足している現状。作業時期をずらし、労力を分散させる必要がある」と話しました。

参加者からは「通常の栽培方法でも春先の作業量が多く、栽培面積を拡大させていくには限界がある。初冬直まきは現状試験段階だが、安定した技術として確立したならば取り入れてみたい」という期待の声が聞こえました。