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「二子さといも」順調 出荷始まる

2024年9月11日

  JAは9月9日、二子さといも選果場(北上市二子町)で令和6年産「二子さといも」の出発式を開きました。本年度は80戸の農家が約18haの農地で栽培し、出荷量150t、販売額7000万円を目指します。

 

 

 

 二子さといもは全国的にも珍しい赤茎(あかから)の品種で、滑らかで粘りのある食感が特徴。平成30年には県内の野菜で初めて地理的表示(GI)保護制度の登録を受けました。今年は、5月の植付時期から天候に恵まれ、適度な降雨もあり茎葉部の生育は順調に進みました。出荷最盛期は10月上旬となる見込みで、11月末まで出荷が続く予定です。
 出発式には、生産者や地元住民、行政、JA職員ら約80人が出席し、出荷最盛期に向けて弾みをつけました。
 同日は、選果して段ボールに入れた二子さといも1230㎏を、JA職員がフォークリフトを使いトラックに積み込み、北上市の八重樫浩文市長やJAの金田伸専務ら代表者7人のテープカット後、県内市場に出荷しました。
 
代表者のテープカットで出荷を祝う
 
 その後は、アトラクションとして地元二子保育園の園児が鬼剣舞を披露。出荷開始を祝うため、2カ月間毎日練習した成果を発揮し、会場を盛り上げました。出発式後は、地元生産者グループの「ふたごいものこ母ちゃんの会」による二子さといもを使用したいものこ汁の試食振る舞いも行われました。
 北上地域野菜部会さといも専門部の鈴木賢二部長は「昨年に続く猛暑だったが、水やりや薬剤による防除など、生産者の努力により生育は順調。9月に入り朝晩涼しくなってきたので、寒暖差によるさらなる肥大に期待している」と話しました。
 金田伸専務は「生産資材高騰など厳しい農業情勢ではあるが、確かな品質のさといもを出荷し、販売促進活動などを通じて販売価格転嫁につなげていく」と意気込みました。
 

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