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生産振興強化に向けて 鉢花部会総会
2024年3月28日
鉢花部会は3月28日、総合営農指導拠点センターで第35回通常総会を開きました。令和5年度の事業報告や決算、令和6年度の事業計画などを決議した他、新役員を選出しました。
千葉欣哉部会長は「資材の高騰や記録的な暑さに苦慮したが、活発に情報交換を行いながら高品質生産に努め、市場から高い評価を得ることができた。来年度は鉢花のさらなる需要増に期待したい」とあいさつしました。また、営農部の高橋新也次長は「栽培管理に苦労が絶えない中、高品質生産やPRに精力的に取り組んだ生産者の皆さまに敬意を表する」と話し「暖冬傾向であり、今後の気象状況に気を配りながら栽培管理にあたっていただきたい」と注意を呼び掛けました。
議事では、JA職員が令和5年度の事業について報告。記録的な高温により極めて厳しい栽培だったとし、葉や花の色付きを課題として挙げました。また、行政機関への訪問やイベントでのプレゼント企画など、ファン獲得に向けた活動を積極的に実施したことを報告し、次年度以降も継続で取り組むとしました。
令和6年度は、販売数量18万2350鉢(昨年度比111%)、販売金額は6450万円(昨年度比123%)を掲げます。具体的な方策として「産地改革実践プラン」を打ち立て、「鉢花の生産拡大」「流通販売の強化」「担い手の確保・育成と産地力の強化」「花巻産花きの利用拡大」の4つを重点項目とします。生産力強化によるブランド確立をはかりながら、後継者確保にも力を注ぐ考えです。
任期満了に伴う役員改選では、新たな部会長に小田嶋正一さんを選出しました。
管内ではリンドウやクレマチス、シクラメンの栽培が盛んで、特に鉢花リンドウは、JAオリジナル品種「花巻銀河ブルー」や県の主力品種である「いわて乙女」、八重咲きの「蒼孔雀」など、複数品種を抱えています。