花巻市高木でブドウを栽培する佐藤秀明さん・徹さん親子は、第２５回全国果樹技術・経営コンクールで農林水産省農産局長賞に輝きました。

　このコンクールは、公益財団法人中央果実協会が主催し、果樹の生産技術や経営方式などにおいて他の模範となる先進的な農業経営体や集団組織を表彰するものです。

 

　佐藤さん親子が経営する「佐藤ぶどう園」では、１．８haでシャインマスカットを中心とする生食用ブドウを約１０種類栽培する他、加工品としてレーズン、ジュースを製造しています。

　大規模経営ながら、バランスの良い品種構成や樹勢に応じた適正施肥など栽培管理を徹底し、高品質生産と高単価販売を実践していること、また、六次産業化にも精力的に取り組み、高品質なブドウを使用した独自性の高い加工品の販売を行っていることなどが高く評価され、今回の受賞にいたりました。

 

 

 

　３月１８日には、髙橋利光組合長と花巻市の上田東一市長に受賞を報告。秀明さんは「これからも品質を追求し、消費者に喜んでもらえるブドウを作っていきたい」と話し、経営を統括する徹さんは「一人でも多くの担い手を確保するために、『やってみたい』という気持ちをかき立てられるような取り組みを展開していきたい」と意気込みを語りました。

 

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