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珪藻土で凍霜害対策 リンゴ園地に試験散布
2024年3月14日
JAは3月13日、秋田大学大学院理工学研究科の村上英樹講師を招き、リンゴ園地に珪藻土の使用試験を行いました。珪藻土は、果樹に適正散布することで樹勢の強化や果実の糖度上昇などの効果が期待でき、リンゴ品質の向上・販売強化の取り組みとあわせて、昨年発生した凍霜害の対策として模索しています。
村上講師(左)とともに珪藻土を散布する生産者たち
同日は、花巻市太田の生産者園地で試験しました。村上講師は「樹勢強化による花芽の良化は2年程度見てみなければいけないが、即効性のある効果として1~2度の地温上昇や水はけ改善が見込める。他県で行った試験ではより効果が期待できる幼木に対し実施したので、既存の樹でどのような効果が出るか気になる」と話しました。
今後は組合員生産者やJA職員が連携し、定期的に珪藻土の散布有無による生育状況の差異や結実量などを確認する予定です。