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高品質リンゴ生産・販売へ意識統一 りんご達の応援大会を開催
2024年2月27日
果樹部会は2月27日、花巻市湯口の渡り温泉ホテルさつきで「りんご達の応援大会」を開きました。
JA管内のリンゴ生産者や関係機関など約140人が参加し、令和5年度の生産・販売の経過を確認するとともに、令和6年度の方針を確認し、生産者の意識統一をはかりました。
伊藤淳部会長は「今年度は春先の凍霜害、例年にない高温と続き、生産者にとって非常に厳しい年となった。今年も暖冬であり、引き続き警戒が必要」と呼び掛け、JAの金田伸専務は「厳しい栽培環境の中、生産者の皆さまの頑張りが高単価での販売につながった。JAとして販売先や関係機関と連携を強化し、目標達成に向けて取り組んでいく」と話しました。
令和5年度は、4月下旬の凍霜害による結実不良や品質低下、7~9月の記録的な高温による着色遅れや日焼け果、軟果など県内全域で品質管理に苦慮。JAとしての出荷数量は前年度比63%となる17万8657ケース、販売金額は前年度比75%となる5億8,966万円でした。
ただ全国的に収量が少なく、単価は昨年度比118%の3,301円と、終始高値で推移しました。
令和6年度は27万ケースを目標に掲げます。生産・販売強化に取り組むとともに、温暖化に対応した品種の検討や、園地継承体制の構築にも力を入れていきます。
大会の中では、令和5年度の凍霜害を踏まえ、県中部農業改良普及センターの秦広和氏による研修を実施。管内で発生した被害を分析し、効果的な対応策を紹介しました。