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品質・収量確保さらなる強化を 西和賀で花き栽培反省会
2024年1月30日
JAと西和賀花卉生産組合は1月30日、西和賀町の湯田・沢内支店で栽培反省会を開きました。組合員やJA職員、関係機関など約40人が参加し、今年度の生育、販売の経過や、来年度の方針を確認しました。
令和5年度、同町の主力品目であるリンドウは出荷数量は前年比96%にとどまりましたが、夏場の猛暑による品薄により相場が高騰したことを受け、販売金額は前年比114%の2億3112万3000円となりました。
リンドウやユリ、グラジオラスに共通して、降雨や高温による障害が多発したことから、JA職員が来年度に向けて防除やかん水の再徹底を呼び掛けました。
令和6年度は新たにフェロモントラップの設置圃場を増やし、より詳細な情報の共有を図ります。
この日は、(株)仙花の上原正利取締役営業部長が「スマートリンドウ(脱葉リンドウ)」について説明しました。スマートリンドウの導入によって、作業の軽減や長期の貯蔵が可能だというメリットに触れ「次世代まで西和賀のリンドウを残すために最善の手法。必要な時期に必要な量を収められる産地が求められている」と話しました。
同組合の高橋文昭組合長は「前年を大きく超える販売額となったことは生産者の努力のたまもの。花き栽培を取り巻く環境は依然として厳しく、ますます関係機関と一体となって生産に取り組みたい」と力を込めていました。