果樹部会石鳥谷支局は１月２９日、花巻市で令和６年度の防除暦と令和５年度販売実績を検討する「りんご生産者の集い」を開きました。生産者やＪＡ職員、関係機関など約６０人が参加し、令和５年度の栽培経過を振り返り、次年度に向けた防除計画を確認しました。

 

 

　中部農業改良普及センターの普及員は、令和5年度にあった凍霜害と褐斑病、輪紋病の発生について説明。６～７月に降雨日が多く、気温も高く推移したため二次感染しやすい気象条件であったことを話し、発生が見られた園地には適期管理による再発防止を呼び掛けました。

 

 

 

　同日は岩手県農業研究センターの猫塚修一研究員が「りんご病害の早期感染に対応した防除対策について」と題して講演し「これまで寒冷地の岩手県では、輪紋病の樹上発病は少なかった。今後も高温傾向が続くのであれば、輪紋病に効果の高い薬剤を使用する防除暦に見直しする必要がある」と対策の重要性を伝えました。

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