JA共済連岩手とJAいわて花巻は１２月４日、県立農業高校にフォークリフトや四輪運搬車などの農業機械（計５００万円相当）を贈りました。

 

寄贈された農業機械の一部と、笑顔を見せる関係者たち

　同活動は、地域貢献活動の一環として行い、若い担い手の育成や確保、農業生産技術に関する実習環境の充実を目的としています。県内の農業専攻科のある高校と農業大学校を対象に各校から希望する農業機械を寄贈するもので、同校に贈るのは３回目。今年はフォークリフト、四輪運搬車、管理機、中耕ロータリ、無人草刈機、スマート農業機器「ファーモ」一式を贈りました。

　「ファーモ」は離れた場所からリアルタイムで圃場（ほじょう）の状況が確認できるもので、同校では初めてスマート農業機器の導入となります。

　同校（花巻市葛）で行われた贈呈式には全校生徒約２６０人と教職員が出席。髙橋利光組合長が生徒代表の高橋太陽さん（３年）に目録を手渡しました。

　髙橋組合長は「岩手、花巻の農業を花巻農業高校の皆さんと一体となって進めたい」と話し、受け取った高橋さんは「スマート農業機器は農業への関心や意欲を高めることにつながる。これからの学習に役立てていきたい」と意気込みました。

　また、同校の小船光浩校長は生徒たちに「地域に支えられて農業学習ができていることを忘れないでほしい」と語りかけました。

 

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