県わさび生産者協議会は１０月６日、遠野市青笹町のＪＡ遠野野菜集荷場で「第３３回岩手県わさび品評会」を開きました。

根わさびの外観審査を行う審査員たち

　根わさびの部には同市から７点、畑わさびの部には岩泉町と宮古市から１６点の計２３点が出品されました。

　外観審査では同協議会が定める基準に基づいて審査が行われました。同市宮守町達曽部地区から７点出品された根わさびの部では、佐藤永治さんが最優秀賞に選ばれました。根茎のバランスの良さや芽の細かさが高評価に繋がりました。

最優秀賞選ばれた佐藤永治さんの根わさび

　また、畑わさびの部では、岩泉町の馬川竹夫さんが頂点に輝きました。

　県林業技術センター普及班主席林業普及指導員の高橋攻審査委員長は「猛暑や大雨により栽培管理に苦労があった中、高品質なものを出品していただいた生産者に敬意を表する。立地特性や地域資源を最大限にいかし、消費者のニーズに応えるわさび生産にむけて技術研さんに努めていただきたい」と講評しました。

　わさびの生産振興に取り組む遠野市産業部畜産園芸課の菊池稔彦課長は「この品評会を機に生産者の連携を一層深めるとともに、生産基盤の整備と技術向上を図り、良質のわさび生産が推進されることを期待している」と話しました。

 

 

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