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新品種導入に向けて 地元小学生とともに試食で検討

2023年9月4日

  JA果樹部会東和支局は8月25日、花巻市立東和小学校(花巻市東和町)でリンゴの試食会を開きました。3年生の児童とJA職員など約50人が「江刺ロマン」と「紅みのり」を食べ比べました。

 近年、気象状況の変化により「つがる」の着色が基準を下回っていることから、同支局では「つがる」に代わる新品種を導入しようと検討を重ねています。そこで昨年度から、新たな品種の候補である「江刺ロマン」と「紅みのり」の比較検討を目的とした試食会を開催。今まで行ってきた試食検討会は、生産者や関係機関を参加対象としていましたが、今回始めて小学生を対象とした試食会を企画しました。

 同日は、同支局の監事であり、栽培指導を中心にリンゴに関する情報発信を行う「小田島りんご塾」を主宰する小田島節夫塾長が同校を訪れ「純粋な舌を持っている皆さんに、どちらのリンゴが美味しいか決めてもらいたい」と児童たちに話しました。

児童たちに説明する小田島塾長

 児童たちは色付きや食感、食味を確かめながら「みずみずしい」「シャキシャキしている」「香りが良い」などと感想を言い合い、より好みの品種に投票しました。「江刺ロマン」に一票を投じた曾我海由さんは「甘くて味が爽やかなところが特に好きだった」と笑顔を見せました。

リンゴを頬張る児童たち

 小田島塾長は「子どもたちの正直な感想を聞くことができる貴重な機会となった。彼らの声を参考にしながら、引き続き新品種を検討したい」と話しました。

 投票する児童

 

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