遠野地域農用馬生産組合と遠野市乗用馬生産組合は６月27日、馬の生産や育成に対する意識統一を図ろうと「馬と人の未来に向けて」と題した勉強会を、遠野市内で開きました。

 

　生産者や関係機関などおよそ70人が参加。遠野市乗用馬事業50周年の記念行事として開催し、長年にわたり同市と交流を続けている北海道帯広市の佐々木畜産（株）の佐々木啓文常務取締役を講師に招きました。同社の歴史や生産の現状、農用馬・乗用馬に関する市場の動向を共有した他、参加者からの助成金や施設利用などに関する質問に答えました。

 

佐々木畜産（株）の歩みを紹介する佐々木啓文常務取締役

 

　佐々木氏は「価格帯の厳しい中で馬を作ることは苦労が絶えないが、『続けること』を何より大切にやってきた。馬生産の課題である受胎率の向上や担い手事業の強化に努めていきたい」と意欲を語りました。

 

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