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スマート農業で楽々播種 遠野市で大豆播種実演会

2023年6月6日

 

 JAは6月6日、遠野市土淵町の「農事組合法人 遠野こがらせ農産」が管理する1haの圃場で、自動操舵システムを搭載したトラクターによる大豆の播種実演会を行いました。

 

 

 この実演は、JA全農いわてが県内10カ所に設置する「V-NeKHs(ブイネックス)仮想基地局」を利用したものです。自動操舵農機の活用によって、作業の精度向上と軽労化を目指すことを目的としたサービスで、固定基地局の設置が不要であり、低コストでの運用が可能です。

 

手を離して自動操舵を体験する参加者 

 

 同日は、ヤンマーアグリジャパン(株)のトラクターを使用。作業速度は1時間あたり3~4㎞で、播種や苗の移植、あぜぬりなど幅広い用途でシステムを活用することができるといいます。指定位置との誤差は固定基地局と同等の2~3cm程度に抑えられ、精密な作業が可能です。

 播種作業を体験した同法人の中村繁男さんは「畝に入る時の操作を心配していたが、想像よりもずっと楽に作業が進み驚いた」と振り返りました。

 

 システムの普及に携わるJA全農いわて営農支援部営農技術課の加澤直志課長は「作業の重複が減少し、その時間を他の作業に充てることができる。また、農業経験が浅い初心者や若い人でも自動操舵によって正確な作業を行うことができる」と話しました。

 また、JA遠野地域営農グループの薄衣諭グループ長は「管内の他地域では続々とシステム導入が進んでいる。遠野地域においても作業効率の向上と省力化を目指し、スマート農業を推進していきたい」と力を込めました。

 

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