ＪＡ果樹部会北上支局は７月１８日、リンゴ栽培に携わる女性生産者に参加を限定した「ＲＩＮＧＯ女子会」を開きました。この会は、日頃リンゴ生産現場で極めて重要な役割を果たしている女性生産者の仲間意識醸成を図ることを目的に、同部会が初の試みとして２部構成で開催。８人が参加し、果樹栽培について学びました。

 

 

　第１部では、宇津宮果樹園（花巻市石鳥谷町）でリンゴ優良園地視察研修を行いました。同園は令和４年、地域の特産であるリンゴの品質・ブランド力向上と維持、農業に興味のある人のための環境整備を目指して法人化しました。「ふじ」や「ジョナゴールド」、「紅いわて」など約４０種類のリンゴを５３０ａとナシやモモ、スモモなどを２０ａ栽培しています。同日は、園主の宇津宮邦昭さんが園地を案内しながら生産性向上の取り組みや高品質栽培へのこだわりについて説明しました。参加者からは、剪定などの栽培管理技術や鳥獣対策についての活発な質問が多く出されました。

 

宇津宮さん（左）の案内で園地を回る参加者たち

 

　第２部は北上市内でランチをしながら情報交換し、生産者同士交流を深めました。参加した北上市口内町の鈴木静子さんは「とても有意義な研修となり、参加して良かった。今後はリンゴ栽培の基礎技術講習や、今回参加した生産者の園地を視察してみたい」と話しました。

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