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スマート農業普及に向けて 自動操舵、施肥を実演
2023年7月10日
花巻市農業振興対策本部と全農いわて、JA、ヤンマーは7月10日、フロンティア上根子上が所有する圃場(花巻市円万寺)で「V―NeKHs(ブイネックス)」を利用した自動操舵システムによる施肥作業実演会を開きました。生産者やJA職員、関係機関など約40人が参加しました。
両手をハンドルから離して自動操舵を実演
「V―NeKHs」とは、ネットワーク型RTK(※)測位の一種で、国土地理院が全国設置している電子基準点と全農いわてが設置した仮想基地局を基に正確な位置情報を算出します。専用のシステムを使い、その算出したデータをトラクターや田植え機などに受信させることで半径約10㎞圏内で誤差2~3㎝と固定基地局と同等の作業が可能となります。また、遮蔽物のそばや中山間地域でも正確な情報を受信できるのが特徴となっています。
全農いわてでは、県内10箇所に仮想基地局を設置。同市では令和5年の4月から管内全域で利用できます。

参加者の試乗体験も行いました
(※) Real Time Kinematic(リアルタイムキネマティック)の略
複数の衛星と受信機を使い位置情報を得る技術