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北上市「水上牧野」開牧式 放牧でコスト、ストレスを軽減
2023年5月24日
JAは5月24日、水上牧野(北上市和賀町)の開牧式を行いました。生産者やJA、関係機関など約20人が出席。代表者が畜霊塔に拝礼し、放牧の無事や健全な成長を祈願しました。開牧式の後は4年ぶりに懇親会を開き、お互いの親睦を深めました。
畜霊塔へ放牧の安全を祈願する小原卓志常務
同牧野は、標高350mの高原に96haの草地が広がっています。牛にとってはストレス解消や足腰強化に適した環境で、妊娠や分娩に備えた健康増進の利点があります。
今期は5月9から放牧が始まり、市内の農家16戸からのべ96頭の黒毛和種の繁殖牛を受け入れの予定です。同日は既に68頭が入牧。牛たちは広い牧草地を動き回ったり、寝そべったりと思い思いに過ごしていました。

広い牧野でのびのびと過ごす牛たち
小原常務は「放牧は生産者の労力の軽減とコスト削減につながる事業。皆さまのご協力をお願いしたい」とあいさつ。同JA北上地域和牛繁殖部会の菊池忠勝会長は「えさ代の高騰で、生産農家への負担は増大している。牧野へ預託することは軽減にもなる」と話しました。
今年の放牧は例年と同じく10月頃まで続く予定です。