ＪＡ西和賀花卉生産組合は３月１３日から１５日にかけての３日間、西和賀町の３戸の育苗ハウスでリンドウの播種作業を行いました。同町と花巻地域の生産者約２０戸の育苗を担い、６月の定植に向けて苗作りを進めます。

 

 

　初日となる１３日は、同町沢内の南川信一さんのハウスで播種作業が行われました。育苗農家や西和賀農業振興センターの職員など１１人が作業し、１２８穴のセルトレー約４５０枚に種をまきました。今年は同町オリジナル１７品種と試験用品種約７０系統を扱い、３日間で計１３５６枚に播種しました。播種は全て手作業で行われ、竹串や先端に針をつけた棒を用いて１・２㎜の種子を２～４粒ずつ落としていきました。

 

　育苗を担う南川さんは「生産のために良い苗を作らなくてはいけないという使命感を持って播種を行っている。苗質が均一で健全な苗を届けたい」と意気込みを語りました。苗はハウスで管理され、６月上旬の定植に合わせて生産者に配ります。

 

　同組合のリンドウは、昼夜の温度差が大きく冷涼な同町の気候を生かし、鮮やかな色合いを出すことが特徴です。色は紫を中心に、白、ピンクなど１８種類のオリジナル品種を栽培しています。

 

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