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「りんご達の応援大会」3年ぶりに開催
2023年2月21日
JA果樹部会は2月21日、生産者の意識統一とさらなる団結を図ることを目的に「りんご達の応援大会」を花巻市内で開きました。
生産者やJA職員、関係機関など約100人が参加。優秀生産者の表彰や令和4年度の販売実績、令和5年度の方針を確認した他、岩手県出身の絵本作家・エッセイストである澤口たまみさんによる記念講演を行いました。
令和4年度、JAは出荷量約28万2000ケース、販売額約7億8,700万円を見込んでいます。5月の低温や7~8月の多雨により生育が心配されましたが、その後は順調に推移しました。同部会の小田島節夫部会長は「大玉、多収の年となった。継続してJA産リンゴの強みである食味を追求していこう」と呼び掛けました。
JAが県内シェア45%を占める品種「紅いわて」については、出荷量について令和3年度比200%を達成しました。このことについてJAの伊藤清孝組合長は「令和3年度の凍霜害により打撃を受けた中、皆さんが手をかけて栽培に取り組んだ結果が出た。JAとして、市場や消費者のニーズに応える出荷ができるように取り組んでいく」と力を込めました。
また、JAの果樹担当職員は、JAオリジナルブランドである「賢治りんご」の需要がますます高まっているとして「引き続き栽培においては、糖度や蜜入りにこだわってもらいたい」と話しました。
令和5年度は出荷目標を27万ケースとし、売り場確保や情報発信をさらに強化していきます。
記念講演に登壇した澤口たまみさんは「賢治りんごは幸せの味~宮沢賢治がりんごに込めた願い~」と題し、朗読を交えながら、宮沢賢治とリンゴのつながりについて講演しました。
今回、表彰を受けた生産者は以下の通りです。
【販売額の部】
紅ロマン=浅沼慶宣さん(東和)、紅いわて=小原忍さん(東和)、ジョナゴールド=(株)宇津宮果樹園(石鳥谷)、蜜入りふじ=浅沼慶宣さん(東和)、はるか=小原忍さん(東和)
【品質の部】
ヘビー級
紅ロマン=浅沼慶宣さん(東和)、紅いわて=伊藤正孝さん(花巻)、ジョナゴールド=(株)宇津宮果樹園(石鳥谷)、蜜入りふじ=畠山光郎さん(石鳥谷)、はるか=(株)宇津宮果樹園(石鳥谷)
ミドル級
紅いわて=戸来邦次さん(花巻)、ジョナゴールド=佐藤裕典さん(花巻)、蜜入りふじ=高野橋千富さん(花巻)