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西和賀の貯蔵施設に雪入れ 自然を利用した冷蔵庫
2023年3月7日
JAは3月7日、西和賀町で農産物冷蔵貯蔵施設の雪室に雪入れ作業を行いました。豪雪地帯ならではの天然資源を生かし、園芸作物の出荷時期まで保冷の役割を果たします。
同日は、JA職員や町の除雪作業員ら6人がロータリー除雪機やブルドーザーを使い、JA湯田・沢内支店周辺と堆積場の雪およそ400tを雪室に詰めました。
雪室内の温度は約5度で湿度85%以上、電気冷蔵庫と比べ温度変化が少なく、低温高湿度の環境で乾燥を防ぎながら鮮度を維持します。電気を使用しないため環境に配慮した食料保管を実現しています。
施設には、3月14日からリンゴを貯蔵し、4月中旬に「雪室リンゴ」として出荷します。その後は、5月上旬にアスパラガスやホウレンソウなど園芸作物を出荷時期の9月下旬まで保管します。
西和賀地域営農グループ米穀園芸課の柿澤邦広課長は「雪室は春から秋にかけて天然の冷気で品質が維持される。自然の冷蔵庫で貯蔵した野菜や花を消費者にもお届けしたい」と話しました。