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花き生産技術向上に向けて意識統一 西和賀町で花卉栽培反省会
2022年12月13日
JAとJA西和賀花卉生産組合は12月13日、西和賀町の湯田・沢内支店で花卉栽培反省会を開きました。組合員やJA職員、関係機関など46人が参加。令和4年度の生育、販売経過や今後の方針について確認しました。
関係機関の説明に耳を傾ける参加者
開会に先立ち、同組合の髙橋文昭組合長は「生産コストの上昇は深刻であり、苗や球根、資材への支援をぜひともお願いしたい」と、出席した関係者たちに呼び掛けました。
あいさつする髙橋組合長
~今年度の振り返り~
県中部農業改良普及センターの職員は、今年度の生育経過について説明。同町が県内トップクラスの生産量を誇るリンドウは、低温多雨の影響により生育が遅れたため、出荷ピークの前半については、つぼみが固い段階での出荷になったと振り返りました。また来年度に向けて、病害虫防除や高温対策の観点から、圃場の状態を見極めてかん水を行う必要があると改めて強調しました。
また、JA全農いわての職員が、今年度の販売経過について報告しました。11月末時点でのリンドウの実績は、出荷数量が約422万本(前年比約95%)にとどまったのに対し、販売額は約2億625万円(前年比約103%)と伸びを見せました。理由については、関東以西の産地において出荷が遅れ、市場の引き合いが強かったためとしました。
JA職員は、来年度の販売方針について共有し、生産力・品質の強化、花卉生産組合活動の強化、流通販売対策、安全・安心対策の計4項目を重点事項に掲げました。特に、生産力の強化については対策が急がれるため、関係機関との連携による新規、増反者の掘り起こしと、栽培面積の維持拡大に全力を挙げるとしました。
また反省会の中では、同組合が定める「西和賀花卉表彰規定」に基づき、今年度の優良生産者及び支部を表彰しました。
【令和4年度 西和賀花卉表彰 受賞者】
<支部の部>
最優秀賞・・・新町支部 優秀賞・・・下之沢支部
<りんどうの部>
最優秀賞・・・両沢集落営農組合 優秀賞・・・田中光広さん
<ゆりの部>
最優秀賞・・・吉田正志さん 優秀賞・・・大島和久さん
<グラジオラス部><その他花卉の部>
該当者なし
<令和4年度りんどう良品質生産120,000本以上達成者表彰>
◯良品質生産達成者 上位2名
最優秀賞・・・弁天地区営農組合 優秀賞・・・岩井幸雄さん
◯良品質出荷120,000本以上
大堰巧太さん、吉田信夫さん、北村美喜子さん
表彰を受ける<支部の部>最優秀賞の新町支部