ＪＡと遠野地方和牛改良組合は１１月１０日、遠野市松崎町の旧遠野家畜市場で遠野地方和牛共進会を開きました。

 

審査の様子

 

　３年ぶりの開催となった今年は、市内から繁殖牛２１頭が出品されました。開会に先立ち、同組合の北湯口進組合長は「遠野では畜産に力を入れている。飼料高騰など厳しい状況が続いているが、今一度気持ちを引き締めて前向きに取り組もう」と呼び掛けました。また、ＪＡの金田伸副組合長は「ＪＡとして行政をはじめ、関係機関と連携しながら、生産者の援助を行っていく」とあいさつしました。

 

　審査は全４区で行われ、各区１等賞の中から、未経産、経産１頭ずつが名誉賞に選出されました。今年の名誉賞には、未経産の部で同市土淵町の前川秀正さんの「あいり８」が、経産の部で同市宮守町の藤田知恵子さんの「ゆか」がそれぞれ輝きました。

 

前川秀正さんと出品牛「あいり８号」

藤田知恵子さんと出品牛「ゆか号」

 

　２頭はいずれも発育良好で、体型の崩れの無さや背腰の力強さが評価されました。

 

　各部門の入賞者は以下の通りです。

【第１区 若雌の１】１等賞・名誉賞＝前川秀正（土淵町）「あいり８」、２等賞＝近江圧央（上郷町）「ひめあかり」、佐々木裕次郎（附馬牛町）「ひらかつ」

【第２区 若雌の２】１等賞＝石橋耕一（青笹町）「はるか」、２等賞＝多田康美（綾織町）「やすこ」、今野賢二（遠野町）「さくらかつ」

【第３区 経産の部１】１等賞＝菊池 仙（綾織町）「みつこ３」、２等賞＝鈴木廣憲（上郷町）「ふじこ」、大木林三（附馬牛町）「なつ」

【第４区 経産の部２】１等賞・名誉賞＝藤田知恵子（宮守町）「ゆか」、２等賞＝多田良平（青笹町）「さくら」

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