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秋の恵み味わって 二子さといも出荷始まる

2022年9月7日

 

 

 JAは9月7日、北上市二子町のJA北上地域二子さといも選果場で、同市の特産である「二子さといも」の初出荷式を開きました。全国的に珍しい「赤茎」の品種で、滑らかな食感と強い粘り気、煮崩れしない柔らかさが特徴です。今年度は80戸が約18haで栽培し、JAへの出荷を予定。出荷量182t、販売額7,500万円を目指します。

 

 同市内で栽培されている二子さといもは平成30年9月、地理的表示(GI保護制度)の登録を受けました。また、令和3年には新たな選果機を導入するなど、ブランドと生産基盤の強化に取り組んでいます。今年は低温や多雨が続いたことで遅れが見られた生育も、現在は例年並みまで取り戻し、今後は子イモの肥大にも期待ができるということです。

 

 この日は、生産者やJA、行政、市場関係者など約40人が出席。JA北上地域野菜部会さといも専門部の高橋豊部長は「生産者が愛情を込めて育てたさといもを、今年も県内外に向けて発信していきたい」とあいさつし、JAの伊藤清孝組合長も「JAとして販売を更に強化していく。まろやかなさといもを、ぜひ手に取ってご賞味いただきたい」と力を込めました。

 

あいさつする高橋部長

 

 また、同市の髙橋敏彦市長は「二子さといもが地域のブランドとして市のイメージを上げてくれている、と皆が感じている。消費者を代表し、これからもおいしいさといもを作っていただきたいと思う」と激励しました。

 関係者によるテープカットの後、初日出荷分となる770キロを積み込んだトラックを送り出しました。

 

 出荷作業は9月下旬に最盛期を迎え、11月まで続く予定です。

 

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