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"星めぐり"のハクサイ 「下ノ畑」に定植

2022年9月6日

 

 花巻市の宮沢賢治「下ノ畑」保存会(菅野將勝会長、会員12人)は9月6日、同市桜町の賢治自耕の地「下ノ畑」で、地元小学生と共にハクサイの苗の定植を行いました。

 

星めぐりのハクサイが繋いだ東北の絆― 

 苗は、東日本大震災からの復興事業「東北復興宇宙ミッション」によって国際宇宙ステーション(ISS)へと打ち上げられたのち、地球を約500周回った種から育てられました。

 同事業には、宮城県仙台市と塩竈市の小中高生らも携わり、各地で採種や育苗が行われた。育てられた苗約500株が花巻に届き、「下ノ畑」に植えられることになりました。

 

ハクサイの苗植えにチャレンジ!

 同日は、同会との交流を続けて10年を迎える花巻市立南城小学校の3年生68人が、ハクサイの苗を手植えしました。同会の会員の他、同事業を指導する仙台大学附属明成高校(仙台市青葉区)の関係者や地域住民、花巻農業高校の生徒2名も参加し、植え付けを見守りました。児童たちは、葉が土で埋まらないように気を配りながら丁寧に作業を進めました。

 

慎重に・・・!

集中して土をかぶせます!

お友達と一緒に力を合わせて★

 

 菅野会長は「賢治さんがいた場所に来たことは、子どもたちにとって忘れられない経験になると思う」と目を細めました。

 

児童たちに「下ノ畑」について説明する菅野会長

 

 同小の伊藤優太郎さん(9)は「ハクサイを植えるのは初めて。野菜は、苗の形が似ていても収穫の時には全く違う形で育っているのが面白い」と充実の表情を見せました。また、同小の熊谷直樹校長は「賢治さんゆかりの場所で、地域の方々と交流しながら農業を学ぶ機会はとても貴重」と話しました。

 

 「下ノ畑」のハクサイは、11月に収穫が行われます。収穫したハクサイは児童に贈られる他、仙台市と塩竈市の小中高生らの元にも届けられる予定です。

 

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