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北上市立立花小学校統合前最後のバケツ稲
2022年6月9日
【北上地域青年部さくら支部の皆さん指導ありがとう】
JAいわて花巻北上地域青年部さくら支部は5月30日、北上市立立花小学校の5年生19人に統合前最後のバケツ稲づくりの指導を行いました。
同校へのバケツ稲指導は、地域の農家さんが行っていましたが、高齢のため継続は難しいとJAへ相談がありました。そこで、JAは同支部へ「バケツ稲指導をやってみないか」と声掛け。部員たちは「未来を担う地域の子どもたちに指導ができるなら」と2019年から同校へのバケツ稲指導を引き受けました。
同日は、部員5人が学校を訪問。児童らは、部員の指導のもと「ひとめぼれ」の苗を3~4本の1株をバケツの4カ所に植えて水入れを行いました。部員は「水量と虫がいないかを毎日確認してほしい」と呼び掛けました。

手作業で代かき後の状態へ
苗を定植後、児童たちから「お米作りで大変なことは何か」「なぜ水が必要になるのか」などの質問がありました。部員たちは一つ一つの質問に丁寧に答え、児童たちは一生懸命メモを取って学んでいました。部員たちの丁寧な回答に児童は、「米つくりついて詳しく知ることができた」「毎日の水管理をしっかり行い秋に収穫できるように大切に育てたい」と笑顔を見せました。
昆野宏紀支部長は「同校での活動は最後となるが、これまでの4年間たくさんの児童が真剣に取り組んでくれ、こちらも楽しく指導することができた。周りを見渡せば田畑がある環境にいるので、未来の担い手になる児童が出てくればうれしい」と話しました。
【北上市立立花小学校】
2023年3月で閉校となるため、同校単独でバケツ稲を行うのは最後になります。児童たちは、毎日水管理や苗の観察を行い秋に部員と最後の交流となる稲刈りや脱穀、精米を体験する予定です。