アスパラガス　さらなる販売強化誓う

 

 　ＪＡは５月１１日、北上市の西南アスパラガス選果場でアスパラガス出発式を開きました。参加者らがテープカットを行い、約１．３㌧のアスパラガスを送り出しました。

　市や関係機関、生産者ら約３０人が参加。ＪＡ花巻地域野菜部会アスパラガス専門部の藤根優部長は「栽培管理を徹底し、生産者の力を結集して安心安全なアスパラガスを生産したい」とあいさつしました。また、ＪＡの金田伸副組合長は「当産地のアスパラガスは県内一の栽培面積と販売金額を誇る。９月末まで選果場がフル稼働できるような出荷を目指す」と力を込めました。

　安全と豊作を祈願し、同市で伝承される岩崎鬼剣舞を奉納した後、藤根部長や金田副組合長、髙橋敏彦同市長ら関係者７人がテープカットを行いました。

 

 

　今年は４月が比較的温暖で経過したことから、昨年よりも順調な出荷となりました。５月上旬の低温により一時的に出荷量は減ったものの、以降は徐々に増えています。５月中旬から下旬にかけて春芽の出荷最盛期を迎え、関東や県内市場を中心に出荷されます。

　ＪＡ産のアスパラガスは色濃く、甘みが強いのが特徴。贈答品や「ふるさと納税」の返礼品としても人気があります。

　今年度は、関係機関と一体となった生産販売の推進や、栽培マニュアルの活用による技術の底上げなどを進め、出荷量１５０トン、販売額１億６，４００万円を目指します。

 

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