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リンドウ播種開始
2022年4月4日
ひとつひとつ丁寧に種子を落とします
JAいわて花巻西和賀花卉生産組合は3月14日~16日の3日間、西和賀町の3戸の育苗ハウスでリンドウの播種作業を行いました。同組合は同町の生産者24戸分と花巻地域の一部の育苗を担い、6月の定植に向けて苗作りを進めています。
育苗作業は同組合と特定非営利活動法人西和賀農業振興センターが一体となって進めています。生育ステージや開花時期、品種特性などを見いだす試験用品種の栽培など、オリジナル品種開発に向けて、管内の育苗管理者の徹底管理のもと栽培を行っています。
数年前までは播種専用機を使用していましたが、種子がセルトレーの穴の中心からずれてしまうことや、多種類の品種をまく際の異品種混合防止のために、播種は全て手作業で行っています。竹串や先端に針を付けた棒を使い、1.2㍉の種子を培土に落とします。
2022年度産は、128穴のセルトレーに本年度定植分と約100種類の試験用品種を合わせて1,700枚に播種を行いました。育苗を担う南川信一さんは「ハウス内の温度と湿度管理を徹底し、根張りが良く丈夫な苗を育てたい」と話します。
同組合のリンドウは、昼夜の温度差が大きく冷涼な同町の気候を生かし、濃い花の色合いを出すことが特徴です。紫を中心にピンク、白など現在申請中のものを含め18種類の西和賀オリジナル品種を栽培しています。草姿バランスなどが良いことから、市場からの引き合いが強いです。