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豪雪生かした天然冷蔵庫 「雪室」に雪入れ
2022年3月15日
JAは3月9日、西和賀町で農産物冷蔵貯蔵施設の雪室に雪入れ作業を行いました。豪雪地帯ならではの天然資源を生かし、低温高湿度の雪室で農作物の鮮度を維持します。リンゴや青果物などを貯蔵する予定です。
同日はJA職員や町の除雪作業員ら8人が、ロータリー除雪機やブルドーザーを使い、JA湯田・沢内支店内にある堆積場と周辺の雪およそ400㌧を雪室に詰めました。
雪室内の温度は約3度で湿度85%以上、低温高湿度の環境で乾燥を防ぎながら農産物の鮮度を維持します。14日からはJA管内をはじめとする県産リンゴの貯蔵が始まり、4月中旬に「雪室りんご」として出荷する予定です。その後も園芸作物出荷時期の9月下旬まで、旬の野菜や花きなどの貯蔵に一役買います。
JA営農部西和賀地域営農グループ米穀園芸課の柿澤邦広課長は「雪室は、春から秋にかけて天然の冷気で美味しさが維持される。天然冷蔵庫で貯蔵した農産物を消費者に届けていきたい」と話しました。