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リンゴ剪定 技術を伝授
2022年1月17日
ー長年の技見て学んで
JA果樹部会東和支局は1月7日、花巻市東和町の千葉久雄さんの園地で「りんご剪定(せんてい)研究会」を開いた。部会員やJA職員、関係機関など23人が参加。リンゴの樹形を観察し、剪定枝の選び方の技術を学びました。
小田島節夫支局長は「今まで樹高を低くしてきたが、鹿に花芽を食べられたり霜にやられたりしてしまった。しかし、生産者が高齢化し脚立の上まで登っての作業が厳しくなってきているので、今まで通りある程度低い位置で作業ができるような剪定をしていきたい」とあいさつしました。
「ふじ」の剪定を小田島支局長と県中部農業改良普及センターの職員が行い、「シナノゴールド」の剪定をJA全農いわての職員が参加者と意見を出し合いながら実演。日当たりや作業効率を意識した枝の配置などについて参加者同士で意見交換をして学びました。

座学では、普及センターの職員が「天敵利用によるハダニ防除体系について」と題して、2019年から北上市口内町の園地で実証試験を行った結果をまとめたものを説明しました。「技術的課題があり効果のある殺ダニ剤もあるため、今すぐ部会全体で実施できる段階ではないが、やってみたい生産者は声を掛けてほしい」と呼び掛けました。