―いわて牛の肉質競う

　岩手県やJA全農いわてなどで構成するいわて牛普及推進協議会は1月25日、東京都中央卸売市場食肉市場で「第32回いわて牛枝肉共励会」を開きました。

　1月28日には、岩手県盛岡市の岩手県産業会館で褒賞授与式を開催。受賞者や県、JA全農いわての職員など約20人が出席しました。佐藤隆浩会長は「肥育技術の高さが証明された結果となった。今後もいわて牛の評価向上や消費拡大などの取り組みを積極的に進めていきたい」とあいさつしました。

―千葉洋喜さん(北上市)が最優秀

　同共励会には、県内各JAから黒毛和種の肥育牛60頭が出品。上物率は98.3％でした。最優秀賞には、北上市の千葉洋喜さんの出品牛が選ばれました。最優秀賞受賞牛は去勢、枝肉重量503kg、脂肪交雑基準(BMS)ナンバー12でした。最優秀賞に選ばれた出品牛は、脂肪交雑が隅々まで行き渡っていた点や総合的なバランスが良い点などが評価されました。

　千葉さんは「地域の方や生産者から祝福され、喜んでもらえて良かった。これからも牛との巡り合いを大切にしながら、大事に育てていきたい。畜産農家の歯車の一つとなり、食肉の文化を次に繋いでいきたい」と話しました。

　2月4日には、盛岡市の「みのるダイニング」でチャンピオン牛(最優秀賞受賞牛)のお披露目会を開催。2月5日～28日には、チャンピオン牛を使ったメニューを提供する予定です。

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