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需要増加→高単価で推移 花巻地域花き生産部会が実績検討会を開催

2021年12月21日



―部会員やJA職員、関係機関が集まり開催

 JAいわて花巻花巻地域花き生産部会は12月16日、岩手県花巻市のJA石鳥谷支店で実績検討会を開きました。

 部会員やJA職員、関係機関など約50人が参加。髙橋誠部会長は「部会員みんなの頑張りで販売額が前年比100%を超えた。現在は部会員の高齢化が進んでいるが、新規生産者を集めるためにみんなで知恵を出し合い、協力をお願いしたい」とあいさつしました。その後、2つの分科会に分かれてJA職員が実績を報告したほか、㈱大田花きの小杉圭一執行役副社長が情勢を報告。小杉執行役副社長は「花の需要は高まっている。自信を持ってしっかり作ってほしい」と呼び掛けました。県中部農業改良普及センターの職員は、リンドウやトルコギキョウを中心とした高温対策などについて説明しました。


―巣ごもり需要や東京オリンピックにより高単価で推移

 10月20日までの実績は出荷量約170万本(前年同期比93%)、販売額約1億円(同比101%)、平均単価59円(同比108%)となりました。昨春は新型コロナウイルス感染症の影響で卒業式や入学式、冠婚葬祭の中止・規模縮小が相次ぎ花きの需要が低迷しましたが、巣ごもり需要により新たな個人需要が創出され家で花を楽しむ文化が生まれたことから、今年度は昨年度と比べて高単価で推移。特にカンパニュラは平均単価が20%高くなりました。一方で、夏から秋にかけては暑い日が多かったことから高温障害が発生し、出荷量が減少しました。

 主力品種であるリンドウは、出荷量約85万6,000本(同比90%)、販売額約4,600万円(同比93%)、平均単価54円(同比103%)となりました。7月中旬~下旬の高温の影響で高温障害が発生出荷量が減少しましたが、その影響で品薄であったことと、東京オリンピックのビクトリーブーケに岩手県産リンドウが使用されたことから知名度が向上し単価が高くなりました。

 

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