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1年を振り返る 花き栽培反省会を開催 JAいわて花巻と西和賀花卉生産組合

2021年12月8日



―意気込み新たに

 JAいわて花巻とJA西和賀花卉生産組合は12月7日、岩手県西和賀町のJA湯田・沢内支店で花き栽培反省会を開きました。

 組合員やJA職員、関係機関など44人が参加。髙橋文昭組合長は「コロナ禍により販売面で不安があったが、最後まで昨年度に近い単価で安定販売できた。生産維持、拡大に繋がる意見や要望を出してほしい」とあいさつ。JAの吉田正志理事は「リンドウは関係機関の品種開発により、通年で栽培できる体制を整えている。少しでも多く植えてもらい、産地として消費地の需要に応えたい」と話しました。

 県中部農業改良普及センターの職員は今年度の生育経過を報告。同組合の主力品種であるリンドウは、高温の影響で8月は出荷が早まり高温障害が発生。盆需要期の後半から出荷本数が減少しました。その後は順調に推移しましたが、11月19日までの実績は出荷量約450万本(前年同期比93%)、販売額約2億円(同比90%)となりました。組合全体では出荷量約475万本(同比93%)、販売額約2億2,527万円(同比89%)となりました。

 JA職員は来年度の生産と販売方針を説明。生産力と品質の強化、同組合組織と各専門部活動の強化、流通販売対策、安全安心対策の計4項目を重点事項に掲げました。同組合青年部支部を中心に継続して試験を重ねている、7月下旬に収穫したリンドウを農産物冷蔵貯蔵施設「雪室」に約2週間保存して需要期の盆に出荷する「貯蔵リンドウ」にも引き続き取り組みます。

 JA職員は「コロナ禍で花の使われ方が変化している。貯蔵リンドウや脱葉リンドウに引き続き取り組み、関係機関と協議していきたい」と話しました。


―オリジナル品種の栽培も

 同組合のリンドウは、地域特有の涼しい気候と昼夜の寒暖差により鮮やかな色合いに育ちます。紫を中心にピンク、白など20種類以上のオリジナル品種も栽培します。

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