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今年も無事に「賢治りんご」出発 高値取引に期待高まる

2021年11月24日

ー「賢治りんご」出発

 JAいわて花巻は11月18日、花巻市のJA花巻園芸センターで、JAの主力品種でオリジナルブランドの蜜入りサンふじ「賢治りんご」の出発式を開きました。

 同日は、市や関係機関、同センターの作業員、JA職員ら約60人が出席。参加者たちは、順調な収穫作業と高値取引に期待を込め、テープカットをして盛岡市の丸モ盛岡中央青果へ向け、「賢治りんご」104箱を積み込んだトラックを送り出しました。

 JA果樹部会の小田島節夫部会長は「今年は天候被害により生産者にとっては試練の年だった。色つやにばらつきはあるが、気温に助けられ糖度は高く、味は例年以上だと思う。消費者においしいと言われるのがご褒美なので、たくさんの人に食べてほしい」と期待しています。
 JAの金田伸副組合長は「今年は度重なる天候被害で苦労の年だった。高値販売できる年内に出荷して1個でも多く販売し、少しでも農業者の所得増大に結び付けたい」と話しました。
 出発式後は、JA果樹部会若手りんご生産者グループ「THE RINGO STAR」が中心となり制作した「賢治りんご」PR動画の初お披露目会を行いました。小原忍会長は「販促活動用に制作した。多くの人に見てもらいJA管内のおいしいリンゴを消費者へ届けたい」と意欲を見せました。
 
 
ー「賢治りんご」とは?
 
 「賢治りんご」は、内部品質センサーで選別し糖度13度以上、蜜入り指数2.5以上の基準を超えるサンふじが該当します。サンふじは、JAのリンゴ出荷量の約4割を占める主力品種です。
 今年度は、JA管内全体で27万ケース(1ケース10㌔)の販売計画をしていましたが、4月の凍害や6月のひょう害を受け、当初の計画の7割弱に当たる18万5000ケースの販売計画に下方修正しました。サンふじは7万2500ケースで、このうち「賢治りんご」は4万3500ケースの出荷を計画しています。
 JAでは、天候被害果を訳ありリンゴとして販売し、天候被害により下位等級にならざるを得なかったリンゴに対し、出荷経費の一部を助成。想定対策支援額は2000万円を見込んでいます。
 天候被害の影響が大きく例年に比べ小玉傾向だが、糖度は例年に比べ個体差が少なく平均して高めの傾向。蜜入りは寒暖差により今後増えてくるとみています。
 販売は15日から始まっており、出荷のピークは11月から12月上旬で、首都圏や大阪府を中心に出荷する。JAは昨年度、JA石鳥谷園芸センターに新たに内部品質センサーを導入。以前から同センサーを導入しているJA花巻園芸センターと併せ、処理能力が従来の1.5~2倍になることから、需要期である年内に販売を終えるよう取り組みます。
 
 

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