―農家相互の研鑽図る

　JAいわて花巻肥育部会は11月25日、東京都の東京食肉市場で「第6回花巻農協肥育部会枝肉研究会」を開きました。

　同日夜、岩手県花巻市のJAコミュニティーホール「おっほの舘」で褒賞授与式を開催。部会員や関係機関、JA職員など約40人が出席しました。菊池清部会長は「昨年の春には新型コロナウイルス感染症の影響で販売単価が大きく下落したが、部会員の地道な努力やJA、行政、関係機関の支援対策により経営を継続できている。感染状況を見ながら、少しずつ部会活動を取り戻していきたい」とあいさつしました。JAの伊藤清孝組合長は「出品牛すべてが販売金額100万円以上となり、日々の努力が実った結果だと思う。今以上に良いものを生産していただき、JAとしてもできる限りの支援をしていきたい」と話しました。

 

―最優秀賞に㈱西部開発農産が輝く

　同研究会には、黒毛和種の肥育牛24頭が出品。上物率は100％でした。最優秀賞には、北上市の㈱西部開発農産の出品牛が選ばれました。最優秀賞受賞牛は去勢、枝肉重量553kg、BMS(脂肪交雑基準)ナンバー12でした。最優秀賞に選ばれた出品牛は、モモ抜けの良さや無駄のない肉付き、きめの良い肉質などが評価されました。

　㈱西部開発農産畜産課の中田美智也課長は「良い結果でホッとした。普段から安定して良いものを生産し、この成績を維持していきたい」と話しました。

審査結果

【最優秀賞】

　㈱西部開発農産(北上市)

【優秀賞】

　菊池 忠さん(花巻市)

　橘 市雄さん(北上市)

【優良賞】

　髙橋 良太さん(北上市)

　千葉 洋喜さん(北上市)

　佐藤 耕市さん(花巻市)

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