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「甲子柿」最盛期 例年より高糖度に

2021年10月29日

 

 岩手県釜石市甲子町で特産の「甲子柿」の出荷がピークを迎えています。

 約10aで柿を栽培する同町の佐野朋彦さん(41)は、10月中旬から「甲子柿」作りを開始。収穫した柿を丁寧に磨いてから天日干しし、柿室に1週間ほど入れます。完成した柿は、箱やパックに詰めて出荷します。その間、仕上がりを左右する柿室の温度調整も小まめに行っています。出荷作業は10月下旬にピークを迎え、11月中旬まで続く予定です。約1,800kgの出荷を目指します。

 佐野さんは「今年は天候が良く、例年より糖度が高い。伝統的な製法で作ったここにしかない柿をぜひ味わってほしい」と笑顔を見せました。


甲子柿

 「甲子柿」は釜石市甲子町を中心に生産。渋柿の一種の小枝柿を室温20度前後の柿室と呼ばれる暗室に入れ1週間ほどいぶして作ります。柿室から出すと完熟トマトのような鮮やかな紅色に変わり、とろりとしたゼリーのような食感凝縮した甘さが特徴です。

 今年3月には地理的表示(GI)保護制度に登録。8月には機能性表示食品の認定も受けました。

 道の駅「釜石仙人峠」などで販売。原料に「甲子柿」を使ったジャムやドレッシングなどの加工品は通年で販売しています。

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