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「二子さといも」の選果機更新でブランド力を強化

2021年9月22日

 

―出荷量拡大と高単価販売へ

 JAいわて花巻は9月16日、岩手県北上市の北上地域二子さといも選果場で新しい選果機の安全祈願祭と稼働式を開きました。

 選果機は約30年ぶりに更新。新しい選果機には、新たにカメラを導入しました。2つのカメラがサトイモを上と横から撮影し、体積や推定重量を判定。選別の精度と効率が向上しました。カメラは、3つのラインで計6台が稼働します。さらに、サトイモの選果機への投入が自動化。省力化が図られました。1日当たり5.8tを処理する能力を持ちます。

 

―安全稼働を願う

 同日は、JAや北上市、生産者など約30人が出席。代表者たちが玉串を奉奠して新しい選果機の安全稼働を願い、JAの伊藤清孝組合長と同市の髙橋敏彦市長、JA北上地域野菜部会さといも専門部の高橋豊部長が選果機の稼働スイッチを押しました。

 伊藤組合長は「新しい選果機の導入が完了したことから、生産者が主役となって集荷をお願いしたい。JAと生産者が一体となって、全国の消費者にブランドを発信したい」と話しました。

 高橋部長は「新しい選果機は、今までよりもワンランク上の高性能な選果機となった。私たち生産者は、選果機の性能を十分に発揮できるように生産拡大に努める」と意気込みました。


二子さといも


 北上市二子町を中心に栽培し、収穫期に茎が赤黒くなることから「赤茎(あかから)」と呼ばれる全国的に珍しい品種。滑らかな食感と強い粘り気、煮崩れしない柔らかさと独特の深い味わいが特徴です。

 平成30年には、地理的表示(GI)保護制度の登録を受けました。GIマークが印刷された段ボール箱やシールを付けて販売し、ブランド力の強化や知名度アップに取り組んでいます。

 今年度は、7月~8月の高温と乾燥により生育の遅れと子イモの肥大の遅れが心配されましたが、8月下旬以降に適度な降雨と夜温が低下したことから、子イモの肥大が順調に進んでいます。選果は9月8日に開始。9月下旬に出荷最盛期を迎え、11月まで続く予定です。県内を中心に出荷し、今年度は出荷量187.5t販売額7,500万円を目指します。

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