《リンゴ早生有望品種試食検討会》

　ＪＡいわて花巻果樹部会は９月６日、リンゴ有望早生品種試食検討会をＪＡ総合営農指導拠点センターで開きました。早生種の試食検討会を行うのは今年で４年目となります。

　生産者やＪＡ、県中部農業改良普及センターの職員など１４人が参加。小田島節夫部会長は「それぞれの園地で作ったものを持ってきているため、栽培条件による色、味、硬さなど品質の差があると思うので率直に批評してほしい」と話しました。

　今回は、「江刺ロマン」「紅みのり」の２品種を対象に試食会を行いました。硬度と糖度を測定した後に、外観や食味を確認。「江刺ロマン」は「歯触りが良く、味もいい」と言う意見の一方で、「軸が短く玉回しが難しそう」「収穫が遅れると本来の風味が抜けるような気がする」という意見も出されました。「紅みのり」は、着色は「江刺ロマン」より良いが、つる割れの発生が気になりました。

　小田島部会長は「有望品種を絞り込むには一定の時間を要する。納得いくものを栽培するために今後も検討を続けよう」と話しました。

　ＪＡ職員は「重点取引市場にサンプルを送り、市場関係者の評価を生産者にフィードバックしたい」と伝えました。

　同部会は今後も継続して慎重に検討していきます！

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