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ブドウの出荷ピーク 高温障害発生も良食味に

2021年9月17日

 

―栽培管理の徹底で良食味に

 JAいわて花巻管内の花巻市で、ブドウの出荷がピークを迎えています。生産者たちは粒の肥大を待ち、収穫時期を見極めています。

 令和3年度は、7月~8月の猛暑により高温障害が発生房つくりに影響が出た他、実の裂果により品質の低下や収穫量の減少に繋がりました。そのような中でも、生産者たちは遮熱資材を用いた高温対策摘粒などの栽培管理を徹底例年通りの良食味に仕上がりました。今年度は、8月2日から出荷を開始。11月中旬まで、県内を中心に出荷します。同市内では135人が約52.5haで栽培。出荷量390t販売額1億4,000万円を目指します。

 

―「シャインマスカット」の収穫も開始

 JAぶどう生産部会花巻支部長で花巻市東十二丁目の古川重勝さんは、約30aで「シャインマスカット」や「紅伊豆」を中心に10品種ほどを栽培します。今年度は、8月2日から「サニールージュ」の出荷を開始。9月7日からは「紅伊豆」、9月15日からは「シャインマスカット」の出荷が始まりました。古川支部長は、はさみを使って一房一房丁寧に収穫する作業に精を出しています。ブドウの収穫作業は10月下旬まで続き、約3,500房を収穫する予定です。

 古川支部長は「今年は考えさせられる年だった。気候に合わせた管理ができるよう技術をさらに高めたい。『シャインマスカット』は、糖度によって実の色が変わる。糖度の違いによる味の変化を楽しんでほしい」と笑顔を見せました。

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