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被害受けたリンゴも農家のために販売を リンゴ販売対策会議

2021年8月24日

 

 JAいわて花巻果樹部会は8月23日、花巻市のJA本店でリンゴ販売対策オンライン会議を開きました。部会員や市場、関係機関、JA職員ら20人が出席。生育状況や販売推進方針について意見交換を行いました!

 小田島節夫部会長は「4月から凍霜害、ひょう害、猛暑、長雨と気象災害にあった。生産者は諦めることなく懸命の管理を続けているが、減収は避けられず出荷量の減少となる。この状況下でも、絶対に選果基準を緩めないこと、収穫まで手入れを怠らないことを市場に約束する。外観は悪くても味は良いので農家の所得確保のためにも少しでも高値を付けてほしい」とあいさつ。
 伊藤清孝組合長は「4月の凍霜害や6月のひょう害と、未だかつてないほどの広範囲な面積で被害を受けた。JAでは、さまざまな支援策をもって農家の気持ちに寄り添い、少しでも輝きや光を見出せればと思い振興している」と話しました。
 本年度の生育は、4月の凍霜害で中心果結実率が低く、果実表面のサビや斜形などが発生し果実品質が低下。更には、6月にひょう害があり、果実の陥没や葉の破れ、落葉、小枝の折損、側枝のひび割れなどが発生しました。
 JA職員は、今後の共通販売対策の内容として「①売り場確保を最優先に企画提案と事前販売を進める②天候被害果の企画販売を行う③精度の高い産地情報を発信する、以上3つを軸に展開していく」と話し、各品種の販売対策についても説明。中でも、糖度保証品や蜜入り品は実需者から大いに需要があるため、昨年増設した光センサー選果機をフル活用し有利販売に結びつけます!
 参加した市場からは「本年度は気象災害により出荷数量が少ないと思うが、被災農家の救済のためにも被害果も何とか販売していきたい。少しでも多く出荷してほしい」と話しました。
 品種別の販売目標は「紅ロマン」6000㌜、「きおう」1万6500㌜、「紅いわて」1万1500㌜、「ジョナゴールド」4万4000㌜、「ふじ」7万2500㌜など。蜜入りや糖度に優れたサンふじは、JAオリジナルブランド「賢治りんご」として販売します。
 
 

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