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雑穀刈り取りシーズン突入!! 天候に恵まれ生育順調

2021年8月23日

 

―「イナキビ」の刈り取り始まる

 全国でも有数の雑穀産地である岩手県花巻市で、「イナキビ」の刈り取りが始まりました。

 生産者たちは、天候と収穫時期を見極めながら作業。JAいわて花巻管内では「イナキビ」の刈り取りが9月下旬まで続く予定で、その後は「ハトムギ」や「ヒエ」、「アマランサス」、「モチアワ」、「タカキビ」のJA管内で栽培される主要六穀などの刈り取りが10月下旬まで続く予定です。

 

―機械化体系で栽培

 8月19日には、農事組合法人「外台営農組合」の約2haの圃場で刈り取りが開始。作業員がコンバインに乗り込み丁寧に収穫し、JA大迫雑穀センターに出荷しました。延べ4日間ほどかけて残りの約8haを刈り取る予定で、計10tほどを出荷する見込みです。

 同組合では、本年度初めて「イナキビ」を栽培。雑穀は人の手が多くかかる品目ですが、同組合ではJA指導の下、播種から収穫まで機械化して栽培しました。コンバインは、こぎ胴網を雑穀用に切り替えて使用。刈り取り速度を落とし、ゆっくりと丁寧に収穫しました。

 同組合の伊藤慶吉組合長は「初めての栽培だったが、生育が良く進んだ。粒が大きい『イナキビ』を収穫できた」と笑顔を見せました。

 

―雑穀商品の原料に

 JA管内で収穫された雑穀は、JA大迫雑穀センターに出荷されます。同センターで乾燥や調製などの作業後、全量をJAの子会社、JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部に出荷。同社で販売している雑穀商品の原料として使用されます。

 本年度の「イナキビ」は、天候に恵まれ昨年度より順調に生育しています。JA管内では16経営体が約25haで栽培し、出荷数量25tを目指します。需要に見合った供給が足りていないことから、本年度は「イナキビ」の栽培を機械化体系で推進。栽培面積は昨年度の約8倍と、大幅に増加しました。

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